【大学生】研究前にぜひ読んでもらいたいオススメの本「独創はひらめかない」を読んで

読書感想

どうも、ピョタロウです。

久しぶりの投稿となりました。

先日大学のゼミ課題で「独創はひらめかない」という本を読みました。

この本は2012年出版なので少し古いですが、内容に関してはとても刺激を与えられるような内容でした。

今回はこの本のレビューと内容をご紹介します。

ターゲット

この本のタイトルは「独創はひらめかない」です。

「独創」って書いてあるから、一見クリエイティブな仕事をする人向けの本かなーと思う人は多いんじゃないでしょうか。僕も最初はそう思ってました。

しかし、最後まで読んでみるとそんなことは無く、これから大学で研究をする人たちや素人研究者へ向けたメッセージが書かれていました。

メインターゲットは素人研究者ですが、第1章なんかはビジネスマンでも参考になるような内容が書かれていたと思います。

また、これからクリエイティブな仕事をする人も読んでみるといいと思います。

著者が伝えたいこと

この本は何を伝えたいのか。

全体を読んで、この本を一言で表すと「著者からの日本の研究者に対する望み・アドバイス」が書かれています。

ここで著者の金出武雄さんについて少し説明をしておくと、金出さんはカーネギーメロン大学というアメリカの一流大学の教授をなさっている方で、簡潔に言うと日本人のコンピュータサイエンス研究者の中で一番すごい人と思ってくれてOKです。

この方が、日本とアメリカで長年研究者として生きてきて、日本の研究者たちに今何を望んでいるのか、そしてその望みを叶えるためのアドバイスが詳しく書かれています。

学会などでの発表の仕方など細かいところまで説明されており、僕の中での研究中に悩んだらすぐさま読み直したい本ランキングNo.1になりそうです…!(No.2以下は何もないけど笑)

とりあえず、今研究で詰まっている人も一度この本を読んでみることをオススメします!

著者は何を望んでいるか

金出さんは日本の研究者たちに何を望んでいるのか。

複数書いてあったのですが、今回はその中から3つ絞ったので、それをお伝えします。

何に役立つかがハッキリ分かるような研究

1つ目に、「何に役立つかがハッキリ分かるような研究」についてです。

研究というのは難しいものをやればやるほどいいとは限りません。例え難しいことを研究したとしても、それが何の役に立つのかがよく分からない場合は研究の成果は小さくなってしまいます。

研究初心者目線で見ても、難しくて何やってるのか分からない研究よりも、難しいことはほとんどないけど何に役立つかがハッキリしている研究の方が、その研究の”凄さ”が伝わりやすいですよね。

ただ、決して難しい研究をするなとは言っていません。

高度な数学を使ったりする難しい研究だとしても、研究の先を見通して何に役に立つのかが示されていればいいのです。

このように、先を見通して自分の研究が何に役立つかハッキリ分かるような研究を日本の研究者にしてほしいと望んでいました。

問題解決能力を身に付ける

2つ目に、「問題解決能力を身に付ける」ことについてです。

日本では、数学のような正解の分かっている問題を解決するための方法を学校で教わりますよね。

ですが、正解の無い問題を解決するような方法を学ぶ授業はあまり無いと思います。

つまり何が言いたいかというと、日本人は正解の無い問題を解決する能力が乏しいということです。

アメリカの教育では、問題解決能力を鍛えるために、グループを作ってある問題に対して原因を追求してその問題をどう解決すればよいかを考えるような教育が行われているらしいです。

このような教育が行われているからこそアメリカは世界No.1の国であり続けているんじゃないでしょうか。

問題解決能力を鍛えることにより、研究活動も、スムーズにこなすことができるようになってきます。

僕自身問題解決能力が乏しいと感じているので、高めていきたいとは思ってるんですが中々簡単なことではありませんね~

自分の意見をしっかり持ち、伝える

最後に、「自分の意見をしっかり持ち、伝える」ということについてです。

金出さん曰く、「日本人は自分の意見は持っているが、その意見をあまり伝えようとしない」と言っていました。

これは日本の授業を見ればよく分かりますよね。

先生が「何か質問のある方はいますか?」と聞いた時、進んで質問する人はあまりいませんよね。

なんか質問すると自分が分かっていないみたいに思われそうでしたくないっていう人が多いんじゃないでしょうか。

アメリカを含む多くの外国は自分の意見を進んで伝えます。

大学の授業に留学生がいるのですが、100人くらい受講している授業でも周りの目を気にすることなく先生に質問しています。

グローバル化が進んでいる中で、日本人もこれくらい自信を持って進んで自分の意見を伝えることが今後は必要になってくると言えます。

研究者へのアドバイス

では、金出さんの望み・伝えたいことを叶えるための、金出さんのアドバイスを少し紹介したいと思います。

素人発想、玄人実行

この本の著者である金出武雄さんは「素人発想、玄人実行」というスローガンのもと、世界の最先端で研究を行っている人物です。

「素人発想、玄人実行」ってどういう意味?

意味は大体は分かると思いますが説明しておきます。

素人発想というのは、アイデアを考えるときは常に素人的に自由に発想することです。

頭を固くして専門知識にとらわれずに柔軟に考えろってことです。

玄人実行というのは素人的に発想したアイデアを実行するときは玄人として緻密に行動せよという意味です。

素人的に考えたアイデアを素人的に実行したら、ただの素人ですよね笑

考えるときは素人の気持ちで、実行するときは玄人の気持ちで。これが一流の研究者になるための鍵なんじゃないかなと思います。

「できるかどうか」ではなく「こうなってほしい」

専門知識が身についてくると、アイデアを考える際に「これは果たして今の技術でできることなのか」と壁を作ってしまいます。

できるかどうかで考えていたら出来る可能性は低くなってしまいます。

こうなってほしいという素人的な強い思いを持って玄人的に研究をすれば、いずれ実現することが出来るんだと述べていました。

これを聞いて思ったのは、子供たちの意見って結構大事だと思いました。

子供たちはまだ専門的な知識を持っていないので、知識に縛られることなくアイデアを出すことが出来ます。

研究者は子供のアイデアを参考にすることが大切であり、子供心を常に持ち続けることが大事だと感じました。

研究にシナリオを作ること

研究は何に役立つかをしっかり明確にし、また研究にシナリオを作ることが大切だと言っていました。

シナリオを作るというのは、

自分のアイデアがこうなって、こんなようなものを生み出し、世の中にこのように役に立つ

といったように、先を考えることです。

このようにシナリオを作ることにより、自分の研究がどのように影響を与えるかを把握することができます。

把握できるということは、その研究について何も知らない人にも、何に役立つ研究なのかを分かりやすく伝えることが出来ます。

僕自身、様々な論文を読んできたのですが、いい研究だなと思った研究ほど、論文のアブスト(概要)が上手くまとまっていて分かりやすかったです。

研究テーマを決めるときは、「シナリオを作る」ということを忘れずに考えていきたいですね。

自分の研究内容をアウトプットせよ!

日本人は、まだ正式に発表していない自分の研究内容について隠そうとする傾向があるそうです。

隠す理由としては、「自分のアイデアが他人に盗まれてしまうかもしれない」などが挙げられるでしょう。

確かに研究内容を伝えるとアイデアが盗まれてしまう可能性はありますよね。

しかし、著者の金出さんの考え方は、

『自分の研究内容を伝えている時点で、その研究については自分の方が一歩上回っているということであり、もしアイデアが盗まれてしまったとしても自分より相手の方が才能があっただけ。』

という考えを持っているそうです。この考えめちゃくちゃ面白いですよね。

まだ発表していない研究を相手に伝えることは、盗まれてしまう可能性もあります。ですがそれを伝えている時点で、自分の方が一歩先を進んでいます。追い抜かれないように必死に研究すればよいだけです。この考えはとても納得のできるものだと思います。

もし追い抜かれてしまったら自分より相手の方が上手だったと思えばいいだけっていう考えは、めちゃくちゃポジティブ思考ですよね(笑)

僕にはまだそんな考え方できませんねー
アイデアをパクられて先に公式に発表されたら精神病みます。確実に病む。

長年研究者として過ごしていれば自信がつきますから、金出さんはよっぽど自信があるんでしょうね~笑

ところどころにアメリカとの比較が…!

この本を読んだら誰でも気付くと思うんですけど、日本とアメリカの違いについて触れているところが多々ありました。

「日本の研究は~、一方アメリカでは~」こんなような箇所がいくつもあります。読んでみるとすぐ見つかると思うので探してみてください。

金出さんは直接的には言ってないですが、これだけ日本とアメリカを比較しているということは、アメリカのようなハイレベルな研究を日本の研究者たちにしてほしいということを伝えたかったんじゃないかと思います。

まとめ

以上が「独創はひらめかない」のまとめです。

本をまとめるということを初めてやったので上手くまとめられなかったところも多々ありますが、少しでも読んでくださった方の為になれば幸いです。

研究前に読んでおいて良かったです。(読んだからといって研究が上手くいくとは限らないんやけど)

この本には、上に書いたこと以外にもまだまだたくさんアドバイスが書いてあります。

またこの本は、Kindleでも読むことが出来るのでぜひ購入して読んでみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました。

今日のひとこと:最近レポート書くことが多くて、ブログ書いてる時もレポートっぽくなって困った。

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